2015年8月20日木曜日

久々のゾンゲー会 (2015.07.26) ゾンビサイドとか

 
7月末はすぐる会でした。
この日は私、ぺん、たかしの3人ゲーム会。
人数が少ないこと、入手したてということもあり、ゾンビがテーマであるゲームのみをやろうというコンセプトにw


 
逃げゾンビ

まずは私とぺんだけで「逃げゾンビ」を。
イエローサブマリンにてネーミングとともに一目ぼれしてしまったゲームですw
迫りくるゾンビから逃げつつ住民を救出していくのが目的です。
ゾンビコマがたくさん用意されていますが、基本的にダイスゲー。
ゲーム終了時に勝利点(体力+住民+ボスゾンビへの攻撃)をたくさん集めていたプレイヤーの勝利。
終了条件は複数存在し、①誰かが死亡した、②住民を5人以上救出しているプレイヤーが終了ラウンドを宣言する、③都市境界線まで辿り着いた時に全プレイヤーが一定数の住民を救出している、のいずれかが満たされた時点でゲーム終了となります。
 
手番ではイベントダイスと5個のアクションダイスを同時に振り、まずはイベントを解決。
場合によってはこのイベントで死亡することもありますw
悪いイベントと良いイベントは半々で、ゾンビが増えるものや前進してくるもの、1点回復したりゾンビが増えないイベントも(基本的に手番終了時に一番遠くのゾーンから3体のゾンビが湧いてきます)!
 
その後、2回まで振り直しを行いながらダイス目を確定させます。
アクションダイスは1面だけゾンビの出目(この出目の数だけデフォルトで湧くゾンビに追加する)があり、それは基本的に振り直せません。
ゾンビの出目まで含め振り直したい場合は逃走カードを引き効果を適用させなければいけません。
もちろん悪いイベントが起こることが殆んど。
 
数ターン後の状況。
ゾンビは落ちゲーのように手番終了時に1ゾーン下に移動してきます。近づいてくるイメージですね。
プレイヤーの体力は5しかなく、ゾンビが5体プレイヤーボードに降りてくると死亡となります。
因みに私の使用したキャラであるベテラン軍人は振り直しの回数が+1!
 
 
アクションダイスの出目を確定させたら好きな順番で解決していきます。
大きく分けて攻撃系と探索系に分かれます。
 
攻撃系:
バット…出目1つにつき第1ゾーンにいるゾンビを2体排除
拳銃…出目1つにつきゾンビ1体排除
走る…出目1つにつきゾンビ1体を1ゾーン遠ざける
 
探索系は「探索」と「ネクロノミコン(死者の書)」の2つですが、これらは出目の数によって効果が異なります。
探索は住民や場所、アイテムカードを引けたりします。
ネクロノミコンは出目に応じて体力を回復したりゾーンのゾンビを一掃したりなど特殊な効果を生み出します。
 
溢れかえるゾンビたち!
まさにこれはジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」です!

アクションダイスの振り直しにも熱が入りますが、ダイスゲーなので「わー!きゃー!」と騒ぐ事に意義がありますw
ゾンビのゲームは常にそうですが、ゲームに踊らされていく主人公たちの末路を見届けるのがある意味ゲームの目的だったりします。
このセッションではぺんの操る瀕死のスポーツマンがゾンビの待ち伏せをくらい敢えなく死亡してしまいましたw


ゾンビサイド

この日のメインディッシュだった「ゾンビサイド」をぺんと2人で。
6人の異なるキャラクターで襲い来るゾンビをかわし倒しながらシナリオの目標を達成するのがゲームの目的です。
キャラクターが3アクションずつプレイしたら全ゾンビの攻撃/移動、そして発生。
シナリオによって勝利条件や終了条件が決まっているので、それを満たすまでこの流れを繰り返します。

このゲーム、面白いのが「騒音」のシステム。
プレイヤーの射撃音や音のする近接武器、ドアの鍵を壊したりする際にそのゾーンに対し「騒音マーカー」が置かれます。
視界に人間を捉えられないゾンビは一番音の大きなする方に向かって歩いてくるのです!
私はこのシステムだけでこのゲームを買う事を決意したくらい気に入っています。
そしてゲームの特徴として、人間側の攻撃の判定は基本的にダイスで解決しますが、ゾンビの攻撃は100%ヒットしますw
そして各キャラクターの体力は2。
2回ゾンビに噛まれると死亡するのです。
このシビアな環境がゲームに緊張感をもたらします。
 
まずはチュートリアルステージから。
チュートリアルの目的は隣家に移ること。
ゾンビ発生地点も1つしかありませんし、出現するゾンビも限られているのでこれは難なくクリア!


次にプレイしたシナリオは「グラインドハウス」。
原子力発電所の放射能を浴びたゾンビが隔離されている病棟のゾンビ発生地点をすべて無効化させる事が目的です。
このゲームでは騒音マーカーのルールは変更され、ステージの両脇に大量の騒音マーカーが配置されています。
この影響で建物内にいるゾンビが外へ出ていこうとしてしまうのです。
4体のゾンビが騒音マーカー地点に到達したらゲームオーバーとなります。

ドアから出ようともがくゾンビたち。
ドアを開けたらなだれ込んでくる!
 
時間の制限はないので、探索で武器を整えつつ一気にドアを開けてゾンビを駆逐していきます。
かといってもたもたしているとゾンビはどんどん発生して手の打ちようがなくなるので油断は禁物です。
このシナリオでは建物のドアを開けると反対側のドアも開く特殊ルールが追加されていますので、2手に分かれて対処しました。
 
建物内のゾンビはドアを開けた瞬間に分かる(各部屋ごとにゾンビカードを引き対応するレベルのゾンビが配置されます)のですが、このシナリオでは既に各部屋ごとに1体のウォーカー(普通のゾンビです)がデフォルトで配置されておりそれに加えてゾンビカードの分を足さなければなりません。
また、ゾンビの数には限りがあり、発生フェイズでその種類のゾンビの数が足りず配置できない場合はフィールド上にいるその種類のゾンビが追加行動を取りますw
こうなるともう手の施しようがなくなるので、放っておくのも考え物なのです。
 
2手に分かれてドアを壊そうとしているところ。
こうしないとゾンビの出口が近いので一気にゲーム終了の恐れがあるのです。

結果的にこの方法が功を奏し、何とかすべてのゾンビ発生地点を無効化することができました。
病棟のゾンビを駆逐することに成功したのです!


ここでたかしが到着したので、インストも含めチュートリアルモードを1プレイした後にシナリオ「Yゾーン」をプレイすることに。

シナリオ「Yゾーン」のマップ。
タイルを9枚も使うのでかなり場所を取りましたw

「Yゾーン」はすべての生存者が脱出地点まで辿り着くことが目的です。
つまり1人として死亡してはいけません。
左上部から右上部までの移動になりますが、その間には建物があり簡単には脱出地点までいけない作りになっています。
加えてこのゲームではゾンビ発生地点は4つもあり、脱出に手こずっていればゾンビはどんどん増えてしまい最悪の場合追加行動を招きます。

まずは建物を探索だ!
 
スタート地点のそばにすぐドアがあるので、まずはここから入り探索をするのがオーソドックスだろうという事でバールを持った主人公がドアを開けます。
出てきたゾンビはピストルで倒します。
因みにピストルの射撃判定は4以上の目でヒットなので1/2の確率ですw
さすがに下手すぎやしないか?!という疑問はさて置いて…
私はゾンビの急所に当たっていないというイメージでプレイしています(ゾンビは頭部に衝撃を加えないと動きを止めれない、というのが映画やゲームでの一般的な解釈ですw)。
 
各自探索により適当な武器を見繕います。
因みに、私調べでは、1体のウォーカーを倒せる確率は、
 
ソードオフショットガン…88%
サブマシンガン…87.5%
チェーンソー…86.8%
拳銃両手持ち/刀/ショットガン…75%
野球バット/ライフル…66.6%
バール/ピストル/マチェーテ/消火用斧…50%
フライパン…16.6%
 
でした。
これがウォーカーではなくファッティ(太ったゾンビで、1回の攻撃で2点以上のダメージを与える必要があります)や同じゾーンに生存者がいた場合(射撃の場合、目標のゾーンにいる生存者/ゾンビには優先順位があり、生存者がいればまずは生存者が死亡しない事にはゾンビに当たりません!近接武器ではこの制限はありません)などは話が変わってくるのでなんともいえませんが…。
 

中盤に差し掛かっているところです。
建物も少し奥まで辿り着きドアの前でエイミーさん(紫)が果敢にゾンビ2体と戦っているのが分かります。
このあと彼女の前のドアは開かれ徐々に脱出地点へと足を進めますが、私の操るフィルとダグが何故か別行動を取り始めましたw
ゾンビが増えすぎるといけないからという理由で建物の奥へと進んでいきますが、ゲームが進行するにつれゾンビが大量に湧いてくるので対処しきれず、戻って他の生存者のもとへ行こうと思ってもゾンビが増えて出るに出られず、もじもじと建物内で探索を続けることに。
 
ああぁー!

そうして私が足を引っ張っている間にも他の生存者は中央の建物を抜け脱出地点はもう目の前。
しかし、運悪くゾンビ発生フェイズにウォーカーの追加行動カードが出たことによって先頭に立って皆を先導していたエイミーがゾンビのえじきとなってしまいました。
ごめんよエイミー…私がもたついていたばかりに…!

ゲーム終了時のボード。
脱出地点まではあと少しでした。

ゾンビサイドはできるアクションは多く感じますが、実際にやることはものすごくシンプルですし複雑な処理は殆んどありませんし、言語依存も少ないのでプレイに影響はありません。
戦闘に関してもダイス処理ですし、ゾンビの攻撃は必ず当たるので非常にスムーズです。
騒音のシステムにも関心しますし、ゾンビにも種類があって緊張感があります。
「ラストナイトオンアース」に比べれば明らかに遊びやすいですが、よりゾンビ映画のようなシチュエーションを体感したいのであれば「ラストナイト~」がお勧めかもしれません。
フレーバーも凝っていますしね。
ただ言語依存が高めであること、日本語版が出ていないことを考えればゾンビサイドの方が遊びやすいと感じました。

シナリオもウェブ上で増えているとの事なので、これからますます稼動しそうなゲームです。
買ってよかったなあ!



ここまで来たらゾンビでやり通そう!という謎の使命感のもと、たかしを含めて3人で「逃げゾンビ」をプレイ。
今回私のキャラクターは電話屋(アイテムカードから1枚を選択して初期装備にできる)。
出目も非常に良く、ゾンビの群れをかわしては倒していたので殆んどゾンビには困りませんでした。
途中ボスゾンビが登場し、プレイヤーを苦しめます。
ボスゾンビが生きている間は、手番の最後にボスゾンビカードを引いて効果を適用させます。
もちろん悪いイベントばかりw
ボード上にゾンビがたくさんいてその対処に困っていれば尚更やっかいな存在となります。
拳銃の出目を使用することでボスゾンビにダメージを与えることができ、それは勝利点になるのでプレイヤーで協力して倒すのが望ましいです。
もちろん、自分がトップ目で体力もあるときは無視する事だってあるかもしれませんがw
 

住民を助けて仲間にすれば特殊な効果が得られたりするので、できるだけ早いうちから救出すべきなのですが、勝利点が高い住民は迷惑な効果を持っていたりするので逆にやっかいだったりしますw
私はゾンビの出目を振り直せるようになる宗教家やゾンビを一掃する暗殺者の娘などが運よく仲間になりゲームを有利に進めることができました。
結果的に私が6人救出し、最終ラウンドを宣言し勝利!



運ゲーではありますが、いいじゃない、ゾンゲーだもの。
ニッチなジャンルかもしれませんが、ゾンビに対する愛情は歳を重ねるにつれ大きくなってる気がしますw



この日はここで時間になったので解散。
コンセプトのあるゲーム会になってとても充実していました。

現在アークライトでは協力型ボードゲームである「dead of winter」の日本語版を製作中なのだとか。
ほんとに出るのかな…?
出たら間違いなく買うなあ。。
 
次は8月のボドゲ合宿のレポートです!

お昼は美味しいお好み焼きを食べたのです!
 

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