るーてなんと!
インドネシアにおける大量虐殺のテーマを扱ったドキュメンタリー作品のようで、もうすぐ発表されるアカデミー賞ドキュメンタリー部門の最有力候補とのことです。
町山さんがまだ2月なのに「2014年の最高傑作」と銘打っていらっしゃるほど(!)、すごい映画のようです。
もともと、オッペンハイマー監督は虐殺の被害者/遺族への取材を進めていましたが、加害者たちが政権を握っている以上、やはりインタビューに答えるのは難しく、そこで加害者の側からドキュメンタリーを撮ることにしたのが本作品。
世界には知られていない、100万人を超える大量虐殺の事実。
その加害者たちは、今もなお政権を持っていて、インドネシアの"英雄"と呼ばれています。
「アクト・オブ・キリング」は、その加害者たちがその事実を自ら喜んで演じるのを淡々と映していくドキュメンタリーのようです。
その時点でもう居心地が悪い感じがしますね。
たまむすびを聞いていて、町山さんの映画の解説を聞いているだけなのに胸が痛くなりました。
「どちらが悪かったかは、戦争で勝った方が決める」という劇中のフレーズを紹介されたときは、腹が立つのを通り越して立ち上がれないような、そんなショックを受けました。
その当事者で、「1000人の非国民を殺した英雄」という現地の女子アナウンサーで紹介される男性は、映画(および映画内の"ドキュメンタリー映画")が進むにつれ段々と良心の呵責に悩まされていく…というストーリーらしいです。
何でも、町山さん曰くラストは「『胸を打つ』どころではない、『マグナムで胸を打つ』くらいのシーンが待っている」とのことです。
「アクト・オブ・キリング」、観るのは辛いだろうけど、映画館に足を運ぼうかなあ。
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