2015年8月4日火曜日

7月定例会 (2015.07.19)

 
先日のすぐる会のレポートの前に、熊本ドイツゲームの会の7月定例会のレポを。
7月の定例会の大会種目は「セット」でした。
 
この日も相変わらず受けの姿勢で待機をしていたところ、「コルトエクスプレス」のお誘いを受けました。
アートワークがあまり好みではなくスルーしてたゲームでしたが、結論から言えば何とまあ面白かった事か!
 
 
コルトエクスプレス
 
インストを受けつつ6人でプレイ。
賊のひとりとなり、列車の中でお宝を奪い合うゲームです。
テーマは西部開拓時代のアメリカ。
6人の異なる能力のキャラクターをそれぞれ担当します。
ゲーム終了時に一番稼いでいたプレイヤーの勝ち。
 
このゲーム、ゲーム開始前からコンポーネントに驚かされます。
立体的な連結車両!
そして画像上部に見えるサボテン的なコンポーネントはゲームに影響はなく、単なる雰囲気造りのもの。
この部分で既に惹かれますw
何と無駄なコスト!でもそこが良い。
実際に列車が走っている風景のイメージが容易です。
 
プレイヤーは同じセットの行動カードを受け取り、手番でプロットします。
すぐに解決ではなく、ラウンド毎に決められた枚数をプロットするまで繰り返すのです。
 
私の選んだキャラクターはベル。
彼女は美貌が武器で、他プレイヤーと行動を共にすれば射撃や打撃の対象とならない。
 
プロットには裏向きで指定されているものもあり(列車がトンネルを通過するイメージ)、そこで他が何を仕込んでいるのか予想して行動するのが非常に楽しかったです。
時には殴ったはずなのに外れたり、移動してお宝を得るはずだったのに保安官が移動して撃たれたりw

また、使用するキャラクターには特殊能力があるためそれを活かしながらプレイをするのも醍醐味。
盛り上がること必至のボードゲームです。
(先日ポチってしまうほど楽しかったのですw)

 
アンフェア・クエスト

コルトエクスプレスの流れでNさんにインストを受けた同人ゲーム。
RPGのように出てくるモンスターを全員で協力しながら倒していきます。
各プレイヤーはダイスを振り、ダイス目に応じて攻撃。
モンスターはアイテムを2つ持っていて、最初に攻撃したプレイヤーが1つ目を、倒したプレイヤーが2つ目を受け取ります。
最後のボスまで倒したら第一フェイズ終了。
 

ただこのゲーム、重要なのは後半の2フェイズ目。
各人獲得したアイテムを場に返します(得たアイテムはパーティのものである=共通の報酬であるという認識)。
しかし協力ゲーではなく、このゲームの勝利条件はもっともお金を稼ぐこと。
得たアイテムを全部返しているとは限らないのです。
場に「きちんと返した」ならそれ以降は他プレイヤーが嘘をついていないかどうかチャレンジすることができます。
もしチャレンジが成功(嘘を見抜いた)ならそのアイテムを没収し50Gを受け取ります。
失敗すれば50G。

正直ここにゲームの焦点があると言っても過言じゃないかもしれないです。
ただ、1フェイズ目でのモンスター討伐で「誰がどのアイテムを取ったか」カウンティングしていけばいいのでしょうがそんなのはほぼ無理w
「あの人はもう少し赤の宝石持ってなかったっけ…?」とかそれくらいでも良いと思うのです。

なかなか同人ゲーとか遊ばないので、良い経験になりました。
宝石のコンポーネントとそれを入れる布もあり、豪華な仕様になってます。

  
 ◯アウグスブルク
 
Nさんに「やりませんか」とお誘いを受けたので喜んでプレイさせていただくことに。
 
貴族が描かれたカードを買い、それを用いて競りを行い特権を買って勝利点を高めるゲーム。
貴族は4種類あり、各貴族ごと+オールの計5回の競りを行います。
カードは1~17のランクがつけられており、ハイランクになるほど購入金額も大きくなります。
競りは枚数で行います(テキサスホールデムのような)が、同数の場合ランクが高いプレイヤーが特権を獲得。
特権は3つあり、お金/勝利点/カードでどれも優位にゲームを進められるものです。
規定回数のラウンドを終えた時点での勝利点を競います。
 

結局高めなければいけないのは勝利点ですが、そのためには良いカードを手に入れたい、選択肢を増やしたいところですがそのためにはお金が要る。
そしてこのゲームで好きなのが「足切り」のシステム。
勝利点が一定に達したらロックがかかり、解除するために特権を利用してお金を払う必要があります。
これがゲーム中に2回訪れます。
なのでそのための資金集めもしないといけないし、より良いカードを得ておく必要がある。
しかし、集めている貴族カードが他のプレイヤーとかぶったら…
 

いかに漁夫の利的な選択ができるかはボードゲームにおいて重要な要素だとは思いますが、そのすき間産業的感覚で無駄なプレイをなくすことができるかというのはやはりセンスなのでしょうか。
私は紫の貴族に目をつけ(貴族の色が競りの順番にもなっているのです)、できるだけバッティングしないように、お金にはあまり目を向けず勝利点と足切りの事を考えたプレイング。

ザ・ドイツゲームとでもいうべき、ドライで低温なプレイ感がものすごく好きな作品でした。
この感想戦ではアレアの外箱の側面に番号が振ってあるというトリビア(?)をNさんに教えていただき、「そうなのか!」と終始驚きを隠せなかった私です。
そんなこと言われたら、アレアを集めたくなるじゃない…ねえ。

 
ミュー

最後はルール確認の意味も込めて「ミュー」をさせていただくことに。
トリックテイキング好きを公言する上では避けて通れないこのゲームですが、ルールの複雑さや面子の関係でどうしてもプレイできていないのが事実。。
今回のプレイで改めてプレイ欲が湧きました。



そんなこんなで、7月定例会は大味なゲームから同人ゲーム、ドイツゲームからトリックテイキングまで楽しんだ1日でした。
8月はすぐる会合宿!

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