2015年2月19日木曜日

SAPPUKEI



僕がナンバーガールを聴き始めるきっかけになったアルバム。
当時僕は大学に通いながらアルバイトを始めた頃で、そこで働かれていた先輩がナンバーガールを聴いていて、それが彼らとの出逢いでした。

それまでの私は、小学校ではB'zを聴き、中学校でB'zから派生してAEROSMITH、MR.BIGなどのHR/HM、邦楽ではミスチルへ。
高校では洋楽が更に好きになり、WEEZERやFOO FIGHTERS、METALLICA、THE OFFSPRING、そして私の愛するTHE SMASHING PUMPKINSの虜になってブックオフや中古屋を巡る日々でした。



そんな僕が出逢った「SAPPUKEI」は、僕の音楽観や人生観までも変えてしまう程の力を持っていました。
出逢ったことのない音、哲学的な歌詞、都会の冷徹さを体現するようなメロディー。

「BRUTAL NUMBER GIRL」で幕を開け、「ZEGEN VS UNDERCOVER」のアルペジオ祭り、「SASU-YOU」の攻撃的なリフレインから「URBAN GUITAR SAYONARA」の切なさ、「ABSTRACT TRUTH」でひと暴れした後の「TATTOOあり」の衝撃、「SAPPUKEI」で静と動の感情が爆発し「U-REI」「YARUSE NAKIOのBEAT」「TRAMPOLINE GIRL」と後半で押し寄せるセンチメンタル、疾走する「BRUTAL MAN」で焦燥感を掻き立てて作品は終了します。


アルバムを通して感じられるのは焦燥感、切なさ、都会のひんやりとした感覚、それに対するやるせなさ、反抗心…。
こんな世界観を持ったバンドにその時初めて出逢ったのです。






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