2015年2月10日火曜日

ボードゲームを巡る大阪旅行


先日は有給休暇を利用して、恋人と大阪へ旅行に行ってきました。

楽しかったなあ。


よしもと新喜劇を観る、という目的もありましたが、主の目的は勿論ボードゲームです。
前回旅行に行った際もキウイゲームズさんやトリックプレイさん(こちらは兵庫でしたが)にお伺いしましたが、今回はボードゲーム+喫茶店というお店を巡ろうという旅でした。
初日はよしもとを観て、その足でキウイゲームズさんへ。


キウイゲームズさんはプレイスペースがとても賑やかでしたので、得意の人見知りを発動してボドゲだけ購入する事に。

旅行だし、という事で、キウイゲームズでキーフラワー商人、ブループリント、フォルム・ロマヌム、プロヒス、パッチワーク、スカル(髑髏と薔薇)、藪の中、ゴーストップを購入。


◯ブループリント

ブループリントは振られたダイスを見て選択を考えるゲームです。
これは私の大好物なジャンルでもあります(トロワ、ボラボラ等。ちょっと違うけど)。
2人プレイの感想ですが、適度に悩ましく、繰り返しプレイし得る軽さのあるゲームで、私は非常に好きでした。


◯パッチワーク

パッチワークは2人専用で、「アグリコラ」のウヴェ先生のボードゲームです。
何かと重たいゲームの印象がありますが、このゲームに関してはパズルチックで軽く、悩ましい。

「ブロックス」のようなパッチワークタイルがたくさんあるのですが、このゲームの通貨であるボタンを支払うことで自分の生地ボードの上に配置することができます。
タイルにはボタンが描かれているものがありますが、決算を迎える際にこのボタンが収入になります。
終了時にボタンの数が多いプレイヤーの勝ち。
ただし、未使用スペースに関しては1マスにつき-2ボタン。
出来るだけ綺麗に埋めたいのです。


2戦とも負ける下手ぶりですが、サクサク進んでいくのでこれもとても好きです。
ビジュアルもカラフルでプレイしていて楽しい!


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2日目は京都へ。
私たちは喫茶店が好きなので、恋人の行きたかった「ソワレ」へ。


青で統一されていて、拘りのあるお店でした。
お客さんも多かったなあ。

目的はもう一つ、カフェミープルさんです。
海外の方がされているお店で、ボードゲームがプレイできる喫茶店です。


2月末に移転されるのだとか。
移転前にお伺いできて良かった!

店内はお客さんでいっぱいでした。
すごく繁盛、いや愛されているのだなあと。
心優しい滋賀県からの常連さんと、まずは「サムライ」をプレイすることに。


◯サムライ

クニツィアさんの日本をテーマにした有名なボードゲームですが、私たちは未プレイ。
テーマが日本だしなあ、。という偏見を持っていたことを後悔するほど、面白いゲームでした。

要素としては手番に手札のタイルから1枚をボードに置いていくだけのシンプルな陣取り、加えてそれによりアイテムを獲得するゲームなのですが、得点計算の方法が少し味付けされています。

兜/田/地蔵の取り合いなのですが、ゲーム終了時に何れかの種類でトップを取っていないとまず勝利点レースに食い込めない、要は足切りですね。
その上で、トップを取った種類以外のアイテム獲得数で勝敗が決まります。
つまり、何れかだけしか取らずそれでトップになったとしてもダメな訳です。
恋人が圧倒的な差をつけて勝利。


◯ストーンエイジ

これもまた有名なワーカープレイスメントですが、未プレイの為させて頂くことに。
家族を増やしたりして資源を集め、それらを支払い勝利点を生むタイルを得ていくゲーム。

面白い仕組みとして、資源を得るアクションに置いたワーカーの数だけダイスを振り、決められた数で割れる分が獲得できる資源数になるというものがあります。
例えば、木材は「3」なのですが、家族2人を配置した時でダイス目が(3,4)だったときは合計値が7なので、木材は2つ手に入ることになります。

また、このゲームに関しては毎ラウンド家族1人に対して1食料を要する「食わせゲー」です。
「アグリコラ」や「蟻の国」に通ずる点ですね。
ただ、このゲームでは何故か木材もレンガも石も金も1食料に換えることができますw
設定のせいかなと色々考えましたが、とりあえず食べれます。


私は畑を耕すプレイ。
カードを手に入れるアクションスペースもあるのですが、カードには即時的な効果とゲーム終了時に勝利点になる条件があり、私はその条件で「畑の数×2ポイント」、「畑の数×1ポイント」を持っていたので、畑1つにつき3点!
しかも畑があることで、ラウンド終了時に畑の数の分の家族コマには食料供給をしなくて良いという優れもの。

ただ、この畑を耕すアクションが各ラウンド1人しか入れない為、立ち上がるのに時間はかかってしまうのです。

結果、カードを上手く用いつつ勝利点タイルを多く集めた滋賀県在住の心優しい方が圧勝。
ストーンエイジ、面白かったなあ!


◯BANG!ダイスゲーム

配られたキャラクター、チームでの西部劇。
基本的には正体隠匿で、警官、アウトロー、裏切り者の3つに分かれます。
ダイスは3回まで振り直したりできます。

私のキャラクターはガトリングの使い手だったのですが、ガトリングの目を狙っても中々上手いこと出ず。
他のプレイヤーに打たれると代わりにインディアンの矢を打ち返すインディアンの仲間チックな方もいたけど、何故かダイス目に左右され逆にインディアンに狙われてたりw

ダイスなのでワッと盛り上がれるし、正体隠匿なのでワクワクするし。
6人でプレイしたのですが、皆さんがニコニコしててそれも楽しかった理由の一つです。


◯タイムボム

SWAT側とテロリスト側に分かれて配線を切っていきます。
カードには「サクセス」が6つ、「爆発」のカードが1枚だけ入っているのてすが、制限時間内に爆発を引かずサクセス6枚を捲ることが出来たらSWATの勝ち。
逆に、「爆発」を切らせたり時間切れにさせることができればテロリストの勝ちです。
ゲーム開始前に秘密裏に職業カードを配ります。

皆さんカードを配られた時点で「サクセス1枚」「サクセス3枚」「サクセス3枚」「サクセス2枚」「サクセス1枚」という具合で、誰かが嘘をついていることにw
SWATだった場合「爆発」のカードがあったりするときはサクセスがあっても切らせたくないのでわざと「ノーサクセスです」と言ったりするのです。
逆を言えば、テロリストが「爆発」カードを持っていれば「2サクセスはあります、切った方が勝ちが近づくよ!」と言う方が効果的だったりもするのです。

初めのプレイでは無事にサクセスを6枚切ってSWAT側が勝ちましたが、続くプレイではいきなり爆発カードが出たりしてテロリストの圧勝にw
お手軽に正体隠匿を楽しめる良作だと思いました。
欲しいな〜


◯犯人は踊る

手番でカードを1枚プレイし、犯人カードを持っているプレイヤーを突き止めるゲーム。
カードには色々な効果があり、一筋縄ではいきません。
「うわさ」でババ抜きのように隣のプレイヤーから1枚ずつ引いたり、「情報交換」で隣のプレイヤーに1枚送ったり。
「探偵」を用いて「犯人はあなたですね?」と問いかけるのがこのゲームの醍醐味です。

同人ゲームですが、絵が可愛くプレイ感も軽いので何回もプレイしてしまう面白さがあります。
一回も当てれなかったなー。


という感じでカフェミープルさんを後ろ髪を引かれる思いで出ました。
名前も知らない方と1日遊んで、楽しい時間を過ごして去るなんてどこのアメリカでしょう。

ミープルさんにはゲームがたくさんあるのでゲーム選びも大変だと思いますが、親切な店員さんとお客さんがいらっしゃるので初心者の方でも安心して遊ぶことができます。
すごく楽しい時間でした、また必ずお伺いするぞ!


この日は他にもイエローサブマリン京都店さんにもお邪魔しましたが、欲しいゲームが定まらず購入を断念。
「ネイションズ」が欲しかったんだけど、プレイ時間と言語依存、初心者へのシビアさから諦めました。

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さて、3日目は最終日。
谷町6丁目で降りてすぐのデザートスプーンさんへ。


店内はプレイスペースではなく、どちらかと言えば喫茶店の感じが強いです。
喫茶店好きな私たちの神経が反応するようなお店です。


まずは珈琲を頂きました。
これがまた美味しいのです!
棚に並べられているボードゲームを眺めながら飲む珈琲はまた違う味わいでした。

マスターからはデザートスプーンを開くことになった経緯や「ごいた」のデザインに関わることなど、貴重なお話を聞くことができました。
マスターは「ブルゴーニュ」や「ノートルダム」のシュテファン・フェルトのゲームがお好きとの事で、その場にいらっしゃった方と4人で新作「ラ・イスラ」を遊ばせてもらうことに。


◯ラ・イスラ

プレイヤーは探検家となり、それを派遣し動物を包囲することで動物タイルを得ます。
動物は5種類存在しますが、動物が捕獲されていき一定の数になるとゲーム終了、その時の勝利点を競います。

特に面白いのは、フェルトの作品に多いカードの効果です。
手番では
A「個人ボードにカードを差す」
B「資源を得る」
C「探検家を派遣する」
D「動物タイルに応じて得点を得る」
の4つのアクションをプレイヤーごとに順番に行うのですが、そのうちA/B/Dに関わるアクションの内容がカードに記載されています。

ラウンドの始めにカードを3枚ずつ受け取ります。
まずAのアクションでカードを差し込みます。カードによって様々な効果が記載されていて、そのカードが表示されている間は半永続的に効果が持続します。
ここがゲームの肝で、条件を満たせば勝利点を得る効果であったり資源を得る効果であったりと様々です。

そしてBのアクション、この時にもカードを出して描かれている種類の資源キューブを受け取ります。
アクションCの「探検家を配置する」際にその場所の色のキューブを2つ支払わなければなりません。

そしてDのアクションで最後のカードを用いて、自分の獲得している動物タイルがカードに描かれている動物とマッチすればその分の得点を得ます。


私は「他のプレイヤーが配置されている場所に探検家を配置すれば+2ポイント」のカードを活かそうと思いましたが、資源に恵まれずなかなか被せられませんでした。

動物タイルを多く獲得し、見事なまでにポイントを高めた恋人が勝利。
配られたカードで悩めば良いので運の要素もあり、プレイ感も軽く私は好きなゲームでした。


この後「コークス」を少しプレイしてお時間に。


余っていたようなので購入させて頂きました!

その後、近くにボードゲームショップがある事をマスターに教えて頂いたので歩いて「DDT」さんへ。
プロレスとは殆んど関係のないお店でしたw
でも、品揃えは豊富。他のショップさんがあまり扱われていないボードゲームを置いておられましたし、輸入版は少し安価で提供されていました。
欲しいゲームは「コンコルディア」、「ルイス&クラーク探検隊」、「ゲームオブスローンズボードゲーム」、「オルレアン」とまだまだたくさんありましたが、時間と財布の関係上「ルーム25」と「ニムト」、「メメント」を購入。
また大阪旅行の際に寄りたいショップが一つ増えました。


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今回はトリックプレイさんにお邪魔できなかったのが残念ですが、色々と実りある旅行となりました。

熊本もボードゲームが栄えるといいな!
そう思いペンを走らせるポッカすぐるでした。


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