2015年3月31日火曜日

2度目のサイコロジストさん。

 
ポッカすぐるです。
先日の日曜日に、大分県はサイコロジストさんへ再びお邪魔しました。
3週間ぶりという短いスパンでの再訪問で、今回は店長の計らいで少し早くお店を開けていただくことに。
 
店内。カラフルな椅子が素敵です。ゲームマットはゲームフィールドさんのものなのだとか。

この前の日は人狼会をなさっていたとの事。
この日は別の会場で大分市内でのゲーム会が行われていたようで、「常連さんは少ないかも」と仰っておられました。
 

まだ開店時間ではなかったこともあり、店内ではメタリカ等の音楽が流れていました。
私たちが来たことでBGMを変えられましたが、私はメタリカ大好きっ子なのでそのままでも良かったなあとw
店長とはもしかしたら音楽の趣味も合うかもしれません。。
この日の店長の服装は、中邑真輔Tシャツでしたw

サイコロジストさんのゲーム棚。
 
店内にはまだ私たち以外にお客さんが来られていなかった事もあったので、気になっていた「ラー」をインストしていただくことに。
 

 
〇ラー

クニチー先生の代表作でもある「ラー」。
漸くプレイすることができました。
テーマはエジプト?的な文明が背景にあって、基本的なシステムは競りとセットコレクションです。
 
手番が来たら袋からタイルを引くか、その場に出ているタイルを競りにかけるかの2択です。
このシンプルさが良い!
競りにかけるときは自分が最後になれるので特権があります。
コールできるのは自分の前にある黄色のタイルのうち1枚。
これは公開情報なので、他人の限界点も分かるが故に一方で自分の限界点も相手が知っているのがミソ。
場には1枚価格タイルがあり、競り勝った時に競り落とした価格タイルと交換になります。
 

得点タイルには複数の種類があり、ラウンドが終わるまでに一定の枚数を確保していないと失点になるものも。
これもオープンなので、他人の状況、欲しいタイルも丸見えなまま競りは行われます。


タイルを引けば次のプレイヤーの手番になるのですが、赤色のタイルが出ると強制的に競りが行われます。
また、場に8枚のタイルが並んだときにも強制的に競りが始まります。
このチキンレース感も堪らない要素です。
 

気になっていたゲームでしたが、非常に楽しかったです。
今までプレイしたクニツィア先生のゲームの中でもピカイチでした。
というかやっぱりクニツィア先生は素晴らしいデザイナーです!
店長が1位、私、ぺんの順でゲーム終了。
ぺんは終わったあとも悔しがっていましたw
 
 
〇K2

「ラー」のあと、お客さんが3人も来られたので、5人でもプレイできる不思議な登山ゲー、「K2」を。
 
名前の通り世界で2番目に高いK2が舞台で、自分の登山隊を数日以内にできるだけ高い標高まで登らせる事が目的です。
ただ、肺メーターがHPの代わりになっていて、この数値が0になると息絶えてしまいますw
登った標高が得点になりますが、息絶えてしまうとその名誉もなかったことに。
 
全員同じセットのカードを使用します。
シャッフルして6枚取り、そのうちからその日使う3枚を選択します。
カードには肺機能を回復させるカードと移動カードの2種類が存在します。


また、このゲームには天候があり、その天候によって移動に苦労したり肺がやられたりしますw
予報は数日先まで分かるので、その天候に合わせて登山のスケジュールを決めるのです。

私の登山者がK2の頂点に立ったところ!ゆっくり登山していたので、ここまでに2週間以上かかったようなw
 
危険を顧みる事ができず、テントにこもったり少し下山したりしていました。
でもでも、健康が一番大事なのです。身体が資本。
その間にも死を恐れない若い登山者たちがぐいぐい登っていきますw


結局私(青)は最下位タイw
でも、勝ち負けがすべてではなく、その過程が楽しいゲームってすごく良いものですね。
このゲームではどの登山隊も無事に乗り切ることができました。
写真の通り、私の青の登山隊はほぼ瀕死の状態でしたがw
 
 
〇コンコルディア

本日のメインディッシュ、「コンコルディア」です。
店長と3人で。

私が最も欲しいゲームの一つです。
リソースマネジメント、拡大再生産、デッキ構築であり、勝利点の獲得方法が複数あって非常に戦略性の高いゲームです。
 
ローマを出発し、開拓して貿易を行っていきます。
産物は5種類あり、それぞれの都市で特産物が異なります。
特産物に応じた資源を支払うことで開拓する事ができ、生産し資源を得ることで売却し資金を得たり次の開拓に使ったりします。


貿易には陸路と航路があり、それに応じて駒が分かれています。
駒のいる位置が開拓できる地域になるので、どちらを派遣するかも重要です。


手番では、手札のカードを1枚プレイします。
カードにはさまざまな効果があり、ある地域を生産させるものや建築を行うもの、他人の使用したカードをコピーするものなどがあります。
始めは全員同じ手札のセットを持っていますが、カードを購入するカードもありそのアクションでカードを増やすことができます。
 

また、カードの下段にはゲーム終了時に得点になる分野が1つ示されています。
カードによってその種類は異なりますが、「盤上にいる自分の駒数」が点数になるものであったり、「開拓している地域の数」、「生産できる資源の種類」など複数用意されています。
ゲーム終了時にしか得点計算にならないので、ゲーム中に得点が可視化されないのが特徴です。
これはトップのプレイヤーが明確にならない反面、負けかどうかが分かりづらいことでもあるので、諦めずに最後までプレイしやすくなります。

個人ボード。左の駒は派遣駒で、これを派遣することは資源を管理する倉庫のスペースを広げることにも繋がります。
 
プレイ中は「あと少し足りない!」というよりも「ぜんぜん足りない!」という感覚が多くて、やりたいことはたくさんあるのになかなかどうしてうまくいかないといったプレイングになってしまいます。
これはアグリコラでもテラミスティカでもそうなのですが、「何から始めたら良いんだよ?!」という感覚は「次はああしてみよう、今度のプレイではこうしてみたい」という感想戦に繋がりやすく、それがまた大きなリプレイ欲を引き出すのです。


こうした拡大再生産のゲームの面白いところは、始めは「上手くいかない…」と苦しい状況が続くけれども、ゲームが進むにつれて「おっ、ちょっとは余裕が出始めたぞ」と上手く回りだすところだと思います。
上手く回り始めたときにはもうゲームは終盤、「次はもっと早くから余裕が出るようにしたいな、そのためにはどうしたら良いんだろう?そうかそうか、あそこをこうしてみようかな。ねえ、もう一回やろうよ」といった俗に言う"PDCAサイクル"がここにあるのです。
それを作り出すのがボードゲームには非常に多い。


これは「対人」というボードゲームならではの要素が大きな理由ではないでしょうか。
「対コンピュータ」だと、私のような凡人には把握が難しいですが、ある程度のパターンがある。
ただ、人と卓を囲むときにはそうはいかない。
プレイする人の数だけプレイングがあって、その人の色がそこに出て、顔を見ながら話をしながら同じボードに駒を置く。
 
ボードゲームの箱を開ければ、たくさんの魅力が詰まった空間や時間がそこには待っている。
コンコルディアはそんな事を改めて思わせてくれるボードゲームでした。


結果は、「レンガが特産物の都市以外で開拓した都市の数」で多く勝利点を得たぺんがトップ。
派遣した駒の数で得点を稼ぎたかった私は惜しくも2位でした。
 


 
次の日は仕事もあったので、この日はここまで。
後ろ髪を引かれつつも店長に別れを告げました。
必ずまた来ます!
店長の音楽の趣味がめちゃくちゃ気になるポッカすぐるでした。
 
帰りはゲームフィールドの店長さんに教えてもらった「芳華」さんで冷麺を食べて帰りました。
キムチは苦手なので乗せずにいただきましたが、美味しかったです!


2015年3月24日火曜日

複製された男 (2013)


2013年のカナダ映画。
原題は「an enemy」。

別府にあるブルーバード劇場にて鑑賞しました。
監督はカナダのドゥニ・ヴィルヌーヴ。
この監督は同年に「プリズナーズ」も公開しています。


「プリズナーズ」は熊本にあるdenkikanにて鑑賞しました。
「プリズナーズ」は娘が誘拐された父親(ヒュー・ジャックマン)の物語で、これもネットの波を見てもらうとたくさん解説が書かれていたりしますが、キリスト教における天使と悪魔の戦いなんだそうな。
こうしてしっかりと描いてある裏テーマにはキリスト教が題材にされる事が多々ありますが、私自身無宗教な身ですから完全に楽しめない(解説を見てもしっくりこない)ところに歯がゆさを覚えたりもするのです。
教養としてキリスト教について深く知ることができれば、多くの映画をもっと楽しめると思うのですが…。

「プリズナーズ」にて刑事役で出演している俳優、ジェイク・ジレンホールが「複製された男」の主人公であります。
個人的なジェイク・ジレンホールといえば、「ブロークバック・マウンテン」(2005)でのカウボーイ役、また「ゾディアック」(2007)でのイラストレーター役で、どちらにおいても素晴らしい演技を見せてくれました。

「ブロークバックマウンテン」。
今は亡きヒース・レジャーとジェイク。
 
「ゾディアック」。
ロバート・ダウニーJr.とジェイク。

だいぶ味が出てきています。

さて、今回の「複製された男」では、ジェイクは大学の先生を演じています。
ある日、ふと観た映画で自分とそっくりな男を見つけ…?
というのが話の大筋です。


「あなたにはこの謎が解けるか」的な(何番煎じなんだろう…)ありきたりな触れ込みのあった本作ですが、私のような新米の若造には確かに一回鑑賞しただけでは分かりませんでした。
さて、裏に隠れたテーマなのですが、これは映画評論家である町山智浩さんの「映画その他ムダ話」にて詳しい詳しい解説がなされています。
私は映画館を出ながら帰り道も考えに考えていましたが、結局答えは出ず。
早々に町山先生に教えを請いましたw
ただ、これを聴いた時、ため息が出てしまう程に分かりやすく、そしてもう一度観たくなるのです。

もし興味があって「複製された男」を鑑賞された方は是非町山さんの解説をお勧めします。



また、ブルーバード劇場はレトロな雰囲気ですごく興奮しました。

なんて素敵!

その日、最終公演だったのですが、なんと私と恋人の貸切り!
お客さん入ってないんだーと少し残念にも思いましたが、こういう機会は滅多にないとウキウキして館内へ。

趣のある館内。

お店の主人もとても気さくで優しい方でした。



映画にしても音楽にしてもボードゲームにしても、何度も繰り返して楽しめる作品が「名作」だというのが私の持論です。
繰り返し楽しみ得る「味わい深さ」が必要不可欠なのです。

そしてまた、ボードゲームにしても映画にしても音楽にしても、すればするほど、観れば観るほど、聴けば聴くほど面白くなっていく。
文学でもそうだと思うのですが(私はあまり読書をしないので…)、「作品」には完全なオリジナルなど殆どなく、デザイナー、映画人、ミュージシャン、すべての人々はそれまで世に出された「作品」から影響を受けて、そこに自分のオリジナリティを乗せていくのです。
そこに面白さがある。
その人が何に影響を受け、どんな考えをもってその作品を築き上げたか、それを知っていく事で更に面白くなっていくのだと信じて疑いません!


ボードゲームとCDとDVDで部屋が殆んど埋まってしまっているポッカすぐるでした。







2015年3月23日月曜日

再び大分へ。

ポッカすぐるです。
先日の土日は恋人と再び大分へ。
3週間ぶりという短いスパンのUターン旅行でしたw


阿蘇の雄大な景色を眺めながらひたすら車を東へ走らせる事3時間半。
まずは大分の水族館「うみたまご」へ。


そんなに水族館マニアではないですが、九州の中ではハイクオリティな水族館だと思います。
大分にお越しになられる際は是非!


水色の街が広がっていて、とても癒されました。
写真は撮れなかったけど、トドが可愛かったなあ…!


クラゲは英語でjellyfishですが、これを聞くとどうしても「こぼれたミルクに泣かないで」を思い出してしまうのです。

spilt milk!!

また、私の中で最近急上昇中のコンビであるサンドウィッチマンも水族館巡りが好きなのだとか。

「ちょっと何言ってるか分からない」
「なんで何言ってるか分からないんだよ!」
 
顔に似合わず可愛い趣味で、更に好きになりましたw
彼らのコント、漫才が改めて面白くて最近何度もyoutubeを見ています。
2人ともラグビー部出身というところも共通項です。



うみたまごを出た後は、別府にある「ブルーバード劇場」へ。

レトロな雰囲気が素敵。
 
ジェイク・ジレンホールの「複製された男」を鑑賞。

次の日曜日は勿論サイコロジストさんへお邪魔をしました。


これらの記事はまた次回ゆるりと書きます。



弾丸旅行でしたがとても楽しかったです。 
土日を満喫して月曜日が辛いポッカすぐるでした…!


2015年3月17日火曜日

ダブル・ジョパディー (1999)


1999年のアメリカ映画。
主演はトミー・リー・ジョーンズとアシュレイ・ジャッド。

「スモーク(1995)」の頃のアシュレイさん。
私はこのイメージが強い女優さんです。


監督は「ドライビング・ミス・デイジー(1989)」のブルース・ベレスフォード。

「ドライビング〜」はモーガン・フリーマン演じるタクシードライバーとジェシカ・タンディ演じる気の強い婦人との交流を描いた映画で、当時のアメリカの黒人差別(現在も根強く残っていますが)を映し出しながらも、2人の強くなっていく信頼関係が心を熱くさせる名作でした。

この頃のモーガン・フリーマンもイカす!


この「ダブル・ジョパディー」の物語の骨子はタイトル通りの「ダブル・ジョパディー(法における二重処罰の禁止)」と言えばまあそれはそれなのですが…。
私ポッカすぐるは法学部出身ですが、このテーマについて深く語れないのが何とも残念なところですw

私はもう一つ、「女性の強さ、労働市場への進出、シングルマザーの増加」が大きなテーマだと思っています。

80年代から90年代にかけて、アメリカでは企業が女性を活用する動きが目立っていたようです。
特に90年代以降、アジア系やヒスパニック系と呼ばれる人々がアメリカへやって来る事により(所謂"人種のサラダボウル"を助長するもの)、企業側も多様な人種への労働の場の解放の必要性から、白人男性だけでの雇用が難しくなった事もその原因の一つのようです。
また、90年代以降のアメリカはシングルマザーの増加から福祉制度も変化していたようで、この映画にはこうした背景があるように感じられます。


映画冒頭では、アシュレイ・ジャッドは旦那さんの扶養の元穏やかに暮らしています。
その後旦那による罠に嵌められてしまい刑務所へ入りますが、そこに存在する女性のみのコミュニティから様々な事を学び、自立していきます。
そうして「法律」を利用して旦那に立ち向かっていこうとするのです。

加えて、この映画では子どもに対する母親の愛情も描かれています。
すべては愛する我が子の為。
そこに父親の姿があろうがなかろうが、女性は子どもを育てていけるのだと。
その女性の「逞しさ」がシングルマザーの増加に繋がるのでしょうか。


トミー・リー・ジョーンズは保護観察官。「逃亡者」といい私の大好きな「ノー・カントリー」といい、彼の役柄は警察関係ばかりw
まあほぼアシュレイさんメインの映画ですが、トミーさん流石良い味出してます。
この頃はもみ上げ長め。


アシュレイ・ジャッドがヒロインに選ばれたのは、女性の「逞しさ」を醸し出していたり、何処かアメリカ人らしくない要素を含んでいるからではと勝手に推測したり。
「逞しさ」で言えば、少し前ではジョディー・フォスターなんかもそんな類ですね。

デヴィッド・フィンチャー作「パニック・ルーム(2002)」の頃。

「羊たちの沈黙(1991)」の頃のジョディさん。





逞しい女性が増えたからこそ、所謂「草食系男子」的な男性も増えたのでしょう。
でも私はどちらかと言えばあまりこの言葉が好きではなく、「男はこうあるべき、女はこうあるべきだ」という言葉が、文化や地域が築いてきた見えない圧力のように感じてしまうのです。

「女性は専業主婦」のような感覚は少なくとも私にはあまりありません。
時代とともにそうした偏見も無くなって、住みよい社会になるといいですね!


以上、心の何処かで専業主夫になりたいポッカすぐるの考察でした。



アシュレイ・ジャッドが土屋アンナに見えてしまう時、あるよね〜


2015年3月15日日曜日

泊まり込みすぐる会(2015.03.07〜03.08) その3

日曜日の朝、目を覚ますと外が凄く良い天気。
のそのそと起き出しては暖かな春の匂いがし始めた外を少し散歩していました。


こんな良い天気の時は何をしようかな♩
ピクニック?
公園でキャッチボール?


…いえいえ、やっぱりボードゲームです!w
起き出した人たちで軽めにプレイできるものを。



◯5本のきゅうり

一時期話題になり中々手に入らなかったトリックテイキングゲーム。
1〜15が4枚ずつの計60枚を用います。

1ハンドは7トリック行うのですが、このゲームでは6トリック目までは何も得点に影響しません。
重要なのは最後の7トリック目。
ここでトリックを取ってしまったプレイヤーは、獲得したカードに描かれているきゅうりの合計を受け取ります。
そのきゅうりが6本を超えてしまうとゲームから脱落となります。
最後まで生き残ったプレイヤーの勝ち。


「5本のきゅうり」にスートはなく、その為マストフォローのルールも存在しませんが、「場に出ている一番大きな数字と同じかそれ以上のカードを出す」という縛りがあります。
もし出せない/出したくない場合は、手札にあるカードの中で一番小さな数字のカードを出さなければなりません。
小さな数字ばかり出していると最後のトリックで勝ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
この日は最大の6人でプレイしましたが、最初のハンドでは最後に受け取るカードが6枚もあるので、ラストトリックを取ったプレイヤーはほぼ一発で脱落してしまいますw
人数が少なくなるに従ってじりじりとした戦いに。
手軽にできて良いゲームだと思います。



◯お邪魔者

ここで航平さんが駆けつけてくれたので彼の大好きなこのゲームを。
金鉱堀とそれを邪魔するお邪魔者に分かれる正体隠匿系です。
ゴールは3つあり、1つだけが本当の金鉱です。
手番ではカードを1枚プレイすることで道を伸ばしたりアクションカードを使ってゴールを見たりしながら進めていきます。
変に道を伸ばしたりする人がいたらお邪魔者の可能性があって、そこが割とこのゲームのいちばん盛り上がるところかもしれませんw
航平さんは1回目のプレイでは普通の金鉱堀だったので、彼がお邪魔者になるまでやろうということに。
2回プレイして終了となりましたw



◯インカの黄金

ここで人数は8人となっていたので、けーしくんの好きなこれを。
チキンレース、若しくは引き際の大事なゲームです。
プレイヤーはトレジャーハンターとなり、財宝を求めます。
カードが捲られる度にプレイヤーたちは更なる財宝を求め奥へ進むのか引き返すのかどちらかを選択します。
財宝カードがでた場合、そこに書かれている数字をプレイヤー数で割ったものが自分の受け取り分で、余った財宝はカード上に置かれます。
引き返すことを選択した場合、受け取り分に加えカード上に置かれている財宝も受け取ることができます。
このとき引き返すプレイヤーが複数いた場合はその数で割った分がもらえる分です。

また、捲られるカードには財宝カード以外に危険カードもあります。
これは5種類3枚ずつ存在し、同じ危険カードが2枚捲られた時点でその探検は終了となります。
そのときに引き返していないプレイヤーは何も得ることなく帰還します。
引き際が大事なのです!

これはプレイする人の性格が出やすいゲームで、危険を冒さず余っている財宝を狙うプレイヤーもいれば、けーしのように常にお宝を求め奥へ奥へと進んでいくプレイヤーも。
でも結局危険カードに翻弄され、結果として彼は財宝ゼロw
そんな状況が見ていて楽しいゲームです。



◯レジスタンス:アヴァロン

正体隠匿系といえば人狼だったり、この「レジスタンス」があります。
このアヴァロンはレジスタンスの拡張というか、テーマを変えルールを改良してあるものです。

手番のプレイヤーが任務のメンバーを選抜。
それに対する可否の投票を行います。
もし賛成多数で決定となればそのメンバーが任務を行うのですが、1枚でも任務失敗のカードが出ればそのメンバーの中の誰かが悪。
どちらかの陣営が3回勝利すればゲーム終了となります。
つまり、任務自体は1ゲームで5回しか行わないのです。

正体隠匿系ゲームは自分を如何に白だと信じてもらえるか、黒だと思われないように立ち回るかが重要です。
私やぺん以外のメンバーは暇さえあれば仲間内でレジスタンスをしているようで、頭の回転や理論付けが上手で、早すぎてついていけませんでしたw
いろんな人がいていいと思うのです。

人数が多くなるとどうしてもこういったゲームやパーティゲームが遊びやすくなってしまいますね。



◯スペースアラート

すぐる会のメンバーのお気に入りな「スペースアラート」。
プレイヤーは宇宙船の5人の乗組員で、向かい来る敵に協力して立ち向かわなければなりません。
このゲームの面白いところは音声がついているところで、10分間の音声には外敵を知らせるアナウンスや情報交換のタイミング、通信の異常(この間プレイヤーは話してはいけませんw)等、臨場感は常にマックス。
音声が流れている間、プレイヤーは行動をプロット(計画)します。
他人の感情は読み取れませんから、プレイ中は口に出してはいいもののカードを裏向きにプレイする必要があります。

音声が終了したら、船内で何が起こっていたのかビデオ再生して結果を確認します。
このときにプレイヤー同士のプロットがかみ合っていないことで起こる些細なミスから、それが大きくなり大きな損害へとつながったりするのですw
宇宙空間ですから様々な外敵が存在していて、中には本当に5人で立ち向かわないとゲームが即終了だったりするものも。
また、船内にも脅威は潜んでいて、それにも対処する必要があります。

達成できた(生き延びた)時の喜びは格別!
ちなみにこの日は2回プレイしましたが、どちらも艦体が損傷してゲームオーバーとなっていますw



◯フォルム・ロマヌム

以前のログで紹介した「フォルム・ロマヌム」。
この日はフルの6人プレイ。
6人だと7マスの列や区画でもトップを取るのが精一杯。
持ち駒も5つしかないので、泣く泣く膠着状態のところから取ったり。


この日はつぐが勝ったかな?
トップを取る列/区画が多く、また決算に合わせて上手く配置していたので失点も少なかった用に思います。
対する航平さん、私、へるは点数が伸びず。特に膠着状態に絡むと使える駒が制限されるので不利に働いていました。
適正人数は何人なんだろうな?
4人くらいでもプレイしてみても楽しそうだなあ。



◯藪の中

これも先日のすぐる会で遊ばれた、真犯人は誰かを推理するゲーム。
この日は4人でのプレイでした。
私は参加していませんが、先日遊んだへるくんがインスト(!)していたのでなんだか嬉しかったな。



◯ホビットの冒険 カードゲーム

その傍らつぐ、ぺん、私で「ホビットの冒険 カードゲーム」をお試しプレイ。
悪側と善側に分かれて行うチーム制のトリックテイキングです。

つぐが悪側でプレイした時は私たち善チームはあっという間に負けましたw
善チームには能力の弱いものがいるので、例えばトーリンなんかはトリックを獲得した時にはランダムにプレイヤーに配らなければならず、もしかすれば悪チームに有利なように働く可能性も十分にありますw

今度時間を作ってゆったりプレイしてみようと思います。



◯アメリカンレイルズ

傍で「ヘルベチア」がプレイされている間、私、へる、としき、ぺんの4人でこれを。
鉄道ゲーム+株ゲーという、何とも私好みな作品!
6社の鉄道会社の株を扱いながら、線路を伸ばしたり開発をしたりします。
ワーカープレイスメント制になっているので、1ゲーム中、最大でも21アクションというスッキリさ。
「1830」のルールからすればすごく短く感じました。


ゲーム終了時に持っているお金がそのまま勝利点。
1年(1ラウンド)が終わると配当フェイズとなり、各鉄道会社の収益に応じてお金をもらうことができます。
より多くの都市に繋いでいればその分配当は大きくなります。
シカゴ〜アトランタ〜ニューヨークを繋げば配当は更に増えます!


私は引ける線路の多いアメリカン鉄道とナショナル鉄道の株を持っていたので、ゲーム中盤に株を発行させることで大量の資金を投入しましたが、そのすぐ後にとしきが株を持っていたリバティー鉄道が引ける線路がなくなりゲーム終了トリガーを引きますw
手持ちの少なくなった私は慌ててナショナル鉄道の線路をシカゴ〜アトランタ間で繋ごうとしますが時間が足りず。
結局3位のぺんと50ドル以上の差をつけて遥かなるドベでしたw
トップは緑のコンチネンタル鉄道を上手く利用していたへるくんだったかな?

鉄道+株ということで時間がかかりそうな印象がありましたが、インストも含めて90分程で終了。
改めてリプレイしたい良いゲームでした!



◯ウーゴ!

ヘルベチアが中盤に差し掛かっていたので「ウーゴ!」をお試しプレイ。
トリックテイキングに「コロレット」のような色による得点の制限が加わったゲームです。

獲得したトリックは色ごとに分けて重ねますが、広げていない領地にまでカードを置かなくてはいけなくなったら、その領地はマイナスになります。
領地を広げるためには、トリックを取ったり避けたりすることで得られる農夫チップを得る必要があります。

1ハンドしか行っていないのでまだ詳しい感想は述べれませんが、配牌時点で農夫チップの獲得できる最大数は割と分かっていて、あとは他プレイヤーのカードの出し方でまた変わってくるのかなあと。
これもリプレイが必要なゲームです!




隣でプレイされていたヘルベチアは勝家の勝利でした。
市場を中心として勝利点建物も絡めていたようです。
初プレイの航平さん、つぐも健闘していました。
ヘルベチア、私もプレイしたいなー、、!



という感じで2日間にわたったすぐる会も後ろ髪を引かれつつお開きに。
あまりにゲームをプレイし続けた事に加え、空腹、睡眠不足から頭痛が酷かったですw
ただ、そうなってしまう程にボードゲームは面白いものだという事を改めて感じることができたすぐる会となりました。
次はいつかなあ!