2015年4月28日火曜日

GW前すぐる会 (2015.04.25)


先日の土曜日は熊本市中央公民館にてすぐる会でした。

今回の参加者: ポッカすぐる、ぺん、勝家、としき、つぐ、たかし(途中参加)

今回も9:00~21:30の1日中借り切ってのボドゲ会!
楽しかったなあ〜

今回はテラミスティカを中心とした、ほぼテラミスティカ会。
事前に「ネットで概要を確認しておいて!」と声をかけていたところ、みんな大まかに把握してきてくれてインストもとてもスムーズでした。
みなさんありがとう!


この日は、私の誕生日に恋人がプレゼントしてくれた手作りのゲームマットでプレイしました。
これがまたプレイアビリティの上がること!
大変活躍してくれました。
こんなプレゼントをくれるのはきっと彼女だけだろうなと思うと、感謝してもしきれません。
どうもありがとう!


て事でこの日の持ち込みゲーム。
オルレアン、テラミスティカ、ツォルキン、炭鉱賛歌、マングロービア、キーフラワー、レガシー、国富論、産業の時代、プエルトリコ、カヴェルナ、ウィザード、ブクブク、ゲシェンク、ゲットビット、アブルクセン、ミュー、ゴーストップ、マスクメン、ホビットの冒険カードゲーム、プロヒス、シャキーン!、スカル。
このうちプレイしたのは5つのみですw



〇オルレアン

面子が揃うまでぺんと2人で「オルレアン」を。
これもぺんが誕生日にくれたものです。

ワーカープレイスメントとバッグ構築という新たなゲームシステム。
18ラウンドを通して人物チップを得ながら、商品を手に入れたり商館を建てたり資金を稼いだりします。
商品は5つあり、ゲーム終了時にそれぞれ1~5点、お金は1金1点、それに加え(ゲーム中に特定の方法で得られる市民チップ+建設した商館の数)*発展ポイントが得点になります。

デッキ構築で知られる「ドミニオン」というボードゲームがありますが、この「オルレアン」では人物チップを自分の袋に入れ、毎ラウンドそこから数枚引いてアクションを行っていきます。
つまり言うなれば「バッグ構築」なのです。
 

この日のセッションでは、私は船乗り(青)の人物チップに注力し、商人チップを得た際に、船乗りチップを職人/商人/農夫のいずれかのチップとして代用することができる建物タイル「薬草畑」を利用することにしました。
上手く船乗りが出れば儲けものですし、水路での移動も楽になると思ったからです。
また、4点の価値がある羊毛を生み出す「羊毛所」も獲得していたので、船乗り+商人の組み合わせは高得点を生み出せると踏んだからです。

ただ、対するぺんは職人を雇いアクションの効率化を図っていました。
学者を得て発展ポイントを稼ぎ、陸路で移動し商館を建てることで大きな点数を狙っていたのです。
私の中途半端なバッグ構築では上手く回らず、その向こうでぺんは慈善事業に勤しみ袋の中身も効率化させ、市民チップを大量に得ていました。

終わってみればぺん170点、私103点の大敗w
やはりリソースマネジメント系はぺんの方が何枚も上手のようです。
私の財布の管理もそろそろ任せたいものです…!


〇テラミスティカ

ここ最近稼働率の良い「テラミスティカ」。
勝家ととしきが到着したので4人でプレイ。

今回も初期のセットアップで、私はスコップ能力に長けたハーフリング、ぺんは町を作りやすいマーメイド、勝家は前回の私同様ノマド、としきはウィッチを選択。
 

私の使用キャラであるハーフリングは、スコップを使用するたびに1本につき1点という力仕事マン。
砦建設時には即時的に無料のスコップが3本使用できます。
またスコップのレベルを上げやすい(基本的には2労働者+5金+1司祭が必要ですが、ハーフリングは4金も安いのです!)という特徴もあります。
 

しかし最初に無理をしすぎて、パワーコマを5つも廃棄してしまうという暴挙(?)にw
これが良いのか悪いのかはわかりませんが、使えるパワーの量は序盤から減ってしまいました。
 

砦を建てた段階では残りパワーコマが5個にw
よほど無理をしていたのでしょうか。
これは私のプレイングのせいもあるかもしれませんが、早く砦/神殿を建てたいが為に交易所がなかなか増えず、資金不足に陥るケースが多いような気がするのです。
みんなも同じなのか、共通のパワーアクションの「4パワー消費して7金」アクションは常に埋まる状況にw
 

それでも無理してスコップレベルを最大にし、「スコップ使用時に追加で2勝利点」のボーナスがあったラウンドで一気に2位のぺん操るマーメイドとの差を離しました。
ただスコップを使用し住居を建設するところで労働者/資金不足になり神殿まで手が伸びず、恩恵タイルはなかなか手に入りません。
 

これは4ラウンド目の様子。
この頃になると全員が砦を建てて能力を解放しているのが分かります。
マーメイドはその船舶レベルからエリアを広げ町を形成しています。
ここではとしきのウィッチの能力「ホウキ飛行」はそこまで活きていないようです。
ボード右上部の地域では勝家もエリアを広げているのが分かりますが、下部のエリアでは橋も架けることができずに苦しい状況。
 

これは最終ラウンドの様子。
ノマド/ウィッチ/ハーフリングが町を2つ形成しています。
マーメイドは町こそ1つですが、河川で間接的に隣接している為エリアボーナスが狙えそうです。
ハーフリング/ノマドはエリアボーナスは厳しめ。
 

これはゲーム終了時。
中盤まではトップだったハーフリングでしたが、宗教分野にも力を入れたノマド/ウィッチの後半の伸び、特にノマドは多くの住居を建設し労働者を大量に獲得していた事、司祭に余裕があり派遣できた事が勝因にあるようです。

ノマド107-ウィッチ99-ハーフリング95-マーメイド89で終了。
ハーフリングは折角スコップも安く掘るたび1点だからもっと住居を建てるべきだったかな!
ハーフリングは是非リベンジしたい種族です。



ここでつぐが到着したのでテラミスティカ2戦目へ。
今回は初の5人プレイ。
ぺんは離れた地域に絨毯飛行で住居を建てることができるファキア、つぐは他の種族に隣接しパワーを得てもらうことで宗教に特化できるカルティスト、勝家は取り扱いの難しそうな魚人スウォームリング、としきは無宗教で橋を架けることを得意とするエンジニア、そして私は宗教に強いオウレンでプレイ。
 

オウレンは特に際立った能力こそありませんが、砦を建設すれば毎ターン宗教ポイントを2つ上げることができるという完全に宗教屋さん。
ただ何故このセッションにおいてカルティストと同席してしまったのか…!
そして何故このセッションにおいてエリアボーナスを取りに行こうとしたのか…!w
 

今回は住居の初期配置も自分で決定することに。
カタン同様、初期配置は非常に重要です。
各ラウンドのボーナスタイル以外は運要素が存在しないため、この時点でゲームが決まってしまうおそれすらあります。
エンジニアはこのとき橋を架けづらい位置にいたのが既に苦しかったかもしれません。
 
オウレンの個人ボード。砦建設時にも恩恵タイルを得られるため、比較的早めに砦を建てるのが理想か。
それにしてもこれ、上級者向けのような気もする…
 
 
6ラウンド目の様子。カルティストが宗教で圧倒的にリードしているのが分かります。
オウレンとは相性が良くないか?
ファキアがその能力からエリアを広く使っていて、逆にスウォームリングやエンジニアが苦しい戦いを強いられています。


宗教分野は多種族に依存するカルティストと司祭コマを用いるファキアの争いに。
オウレンどこいった!w
エンジニアの町完成+橋ボーナスで一気に得点、オウレンは最下位にw
ただ負けじとエリアボーナスに食い込もうと必死です。
スウォームリングも町完成以後は安定していますが、少し遅かったか。
初期配置次第でエリアの広げ方も差が出てきています。
 
 
ゲーム終了時の盤面。
ファキア110-カルティスト101-オウレン88-スウォームリング86-エンジニア76。
エリアボーナス+宗教+絨毯飛行でバランスよく得点を重ねたファキアが勝利。
カルティストは素点では首位でしたが、エリアボーナスに食い込めなかったのが伸び悩みでしょうか。
宗教では3番手だったオウレンですが、エリアボーナスで首位タイにまで持ち込んで何とか3位。
スウォームリング/エンジニアはそのじゃじゃ馬具合もそうだけど、初期配置に苦しんだ感があります。
 
2戦を終えてこのとき19時半!
6時間近くプレイしていましたが、時間を感じさせることなくあっという間に過ぎてしまいました。
いやはや、いい意味で罪なゲームですほんとに…!
今度は赤の種族でプレイしてみたいなあ。


〇ゲットビット

ここでたかしが参戦になったので、6人でこれを。
サメから逃げるロボットのボードゲームです。

基本的なシステムはバッティング。
同じカードセットを持ち、1枚を選び同時に公開します。
小さな数を出したプレイヤーから列の先頭に移動していきます。
全員の処理が終わったら最後尾のプレイヤーは四肢の一部をサメに食べられてしまいます。

サメは機械を食べて大丈夫なのか!?という疑問はさておき、問題はバッティングです。
出した数字が同じプレイヤーは移動することができずそのままステイになってしまうのです!
つまり、後方にいるプレイヤーは先頭とバッティングしたくない、しかし先頭のプレイヤーはうまく後続のプレイヤーにバッティングをすることが美味しいのです。
このへんがわかってくると楽しさがさらに増してきますw

手足を失ったロボットたち。
中央にあるのはその残骸です。
釜を洗うときに真ん中に米粒が集まるのを想像してもらうといいですw

バッティングゲーで盛り上がらないわけがない。
それに加えロボットという素敵なコンポーネントまであるから尚更盛り上がるのですw
「背泳ぎしてる!w」「こいつバタフライしてるぞーw」などなど、ゲームとは違うところでも笑いがおきますw
これもボードゲームのいいところなんでしょうね。
確かたかしとぺんが残りぺんが勝ったと思うのですが、最後の方はあっという間だった為はっきりとは覚えていませんw
でもゲームの盛り上がりだけは覚えてる。
そんな感じでもいいと思うのです。


〇ゲシェンク

ここでつぐは用事の為抜けることになったので、5人で「ゲシェンク」を。

「今回のカードはマイナスが大きすぎて取りたくないからチップを置きます。」
「僕も!」
「私も。」
「えぇ、うーん、これだけチップがあるなら引き取ろうかなあ…」

ざっくり言うならそんな感じのゲームです。
カードの額面はすべてマイナスなのですが、連続した数字を取るとそのうち小さいものだけしかマイナス点になりません。
例えば21,22,23,24を持っていた場合、-21点にしかならないということです。
しかし、3〜35のカードのうち9枚はゲーム開始時にランダムに抜くところがミソです。
そして手持ちのチップは1枚1点。


このゲーム、としきはどうも苦手なようで、手持ちのチップがなくなってしまい大きなマイナスのカードを引き取らなければならない場面が多々ありましたw

この日は「10,20,30を予め抜いた状態で残り6枚をランダムに抜く」というヴァリアントルールでもプレイしていますが、あまりやり込んでいない為か、オリジナルのルールでも十分なような気もしました。

手軽に出来るのでついつい持ち込んでしまいそうになる良いゲームです!


◯スカル

最後は定番のブラフゲーム「スカル」を。
たかしだけがルールを知らなかった為インストを交えて行いましたが、閉館時間が迫っていた為あまりゆっくりプレイできず。
私が2回チャレンジを成功して終わらせる流れになりましたw




今回はここでお開きに。
途中、会場にスズメバチが侵入し一時大騒ぎになりましたが、つぐくんの勇敢な対処で何とか無事平和が戻りました。
唯一歳が1つ上である私は全く男らしさを見せれず逃げ回っていましたがw

でもとても楽しかった!
やっぱりみんなで遊ぶのはこの上なく楽しいことですね。
次のすぐる会までゲームを選定するのが楽しくて仕方ないポッカすぐるでした。




2015年4月24日金曜日

3人すぐる会。国富論やテラミスティカなど (2015.03.28)

 
先日の土曜日は海の見える河内公民館でゲーム会でした。
つぐくんと3人で。


 

持ち込みゲームはレガシー、キーフラワー、国富論、テラミスティカ、産業の時代、トリックマイスター、シャキーン!、ホビットの冒険カードゲーム、コズミック・エイデックス。
重ゲーと軽ゲーの差が大きいゲーム会でしたw
つぐくんが来て、まずは気になっていた国富論を。
 
 
〇国富論

ボードの鮮やかさ、ゲームシステムが気に入って購入に至りました。
学校、鉱山、発電所、農場、工場、銀行の6つの産業を通して自国を成長させていくゲームです。


共通のボードの周りを囲んでいるのは、産み出される産物の市場価格。
需要と供給の関係で、モノが溢れていると購入価格は安く、少なくなると購入価格は高くなるのです。
お金が足りない時は手形でどんどん借金!
「初期投資は大事」がこの日のMVワードかも知れませんw

私の資金。右にあるピンク色の紙は約束手形で、受け取る代わりに借金ができますが返す際は1枚あたり大きな額を支払う必要がありますw

ゲーム開始時に初期設備を決めるのですが、私は生産に必要な電力を産む発電所と建設に必要な資本を産む工場にすることに。
ぺんは鉱山、学校をチョイス。
これが意外とゲームを通して必要になる産物を産むのです。
つぐは機械化されていない産業の生産には欠かせない食料を産み出す農場をがめてましたw
 
産業タイルの上に乗っている旗は元々建設予定地だった旗。
産業タイルを配置すると、そのタイルがどの国のものか分かります。

序盤、私やつぐは大量の借金を抱え込んで設備投資へ。
対するぺんは少しの借金で出来る範囲内でやりくりするスタイル。
一応このゲームには交渉もあるのですが、自分の独占している電力を失いたくない私は断固拒否w


交渉決裂を自ら選んだため、電力以外の産物は市場から買うことに。
これがあまり良くなかった…。
あれよあれよという間に労働力と鉱石が値上がり。
食料もつぐが独占しているため交渉を試みて、結局電力を交換することに。


莫大な借金まで抱え込み、毎ターン90ドル入ってくる銀行を建設した我が国は自転車操業もいいところで、その銀行を動かす資源すら生まれない状況にw

ぺんはそのマネジメント能力から学校や発電所、鉱山に工場まで設立、機械化も進めてコストダウンさせ、浮いた労働力を市場に送り込む事までやってのけてました。

つぐは銀行を2つ建てて何とか借金を返済。
食料は有り余っていたので売って現金に換えていました。


終わってみればぺん112-つぐ105-私46で最下位w
勝利点は建設したタイル1枚につき4点、それに加え現金も得点になるのですが、2人にダブルスコアもつけられ大敗。

それでもやっぱり国富論は面白かった!
次は4人以上でプレイしてみたいですね。


◯テラミスティカ

本日のメインディッシュその2。
少年心をくすぐる「テラミスティカ」。

今回は最初のゲームでのセットアップを選んだので、私は砂漠の遊牧民「ノマド」、ぺんは森の魔女「ウィッチ」、つぐは沼の錬金術師「アルケミスト」になりました。


私の選んだノマドは初期住居が3つと他より1つ多く、また砦を建てると「砂嵐(隣接すら地形をノーコストで砂漠に変えることができる)」という特殊能力が使えるようになります。
それぞれの種族はその適した地形にしか住居を建てられないのです。


今回私は序盤に砦を建て、早めに特殊能力を解放する作戦に出ました。
これが功を奏したのか、1つの町が早めに完成しました。
ただ、ウィッチのぺんも砦を建て、隣接の可否に関わらず住居を建設できる(しかもノーコスト!)「ホウキ飛行」でエリアを広げていきます。


アルケミストのつぐは錬金術を使い、勝利点とお金を自在に変換する事が出来ます。
「テラミスティカ」ではカツカツなリソースマネジメントが必要なため資金不足になる事が多々ありますので、柔軟に対応できるこの能力は意外と強力。


建物を建てるとそこに描かれていた収入が現れる拡大再生産のシステムは非常に良く出来ていると思います。
住居を建てれば労働者が増え、交易所を建てれば資金が手に入る。
神殿と聖域を建てれば宗教に関わる恩恵タイルを得る事ができます。


この日のセッションは、ウィッチの能力を活かし各地に住居を建てエリアボーナスを得たぺんが102点、ノマドで宗教を伸ばした私が88点、初参加のつぐがアルケミストで77点で終了。
やはりノマドでもう一つ町を完成できなかったのが敗因でしょうか。

インスト込みで3人で3時間ほどでしたが、やはり時間が経つのを忘れてしまう程面白いゲームです。
テラミスティカ最高!


◯シャキーン!

この日最後のゲームはお手軽な「シャキーン!」。
戦士、魔法使い、ドワーフのパーティを作りモンスターのいる塔を探索、お宝を目指します。
各自配られた手札は使い終わったあと隣のプレイヤーに渡す「ブクブク」方式なので、運の要素で左右されません。


塔は3階建てになっていて、各階ごとにプレイヤーは手札から1枚を一斉に公開しながら3枚のパーティを作ります。
その時合計値が最大だったパーティのプレイヤーはお宝(プラスの勝利点)を、最小だったパーティのプレイヤーはモンスターカード(マイナスの勝利点)を受け取ります。


宝物には複数の種類があり、そのまま額面がプラス点になるものや集めた分の乗数がそのまま得点になるものも。
同様に、モンスターカードもそのまま額面がマイナスになったり集めた分の乗数が失点になったりするものがありますw


結果はぺん13点、つぐ10点、私9点。
今回のゲーム会ではなんとぺんがすべてトップ!
私は散々な結果となりましたw


でも、負けても楽しいのがボードゲーム。
そのゲームの持つ世界観への没入感だったり、ゲーム中流れる空気や会話すらもボードゲームの醍醐味の一つなのです。
今回は3人ゲーム会でしたが、その分濃密な時間を過ごす事ができました。
したいゲームはまだまだたくさんあって、時間が足りないぞ!