2015年7月9日木曜日

アニー・ホール


僕がこの上なく愛すラブストーリー。
ウディ・アレン監督の「アニー・ホール」。


僕の生涯の言葉と決めている岡本太郎の言葉、
「例え別れていても、相手が死んでしまっても、この人こそ自分の探していた人だ、と強く感じ取っている相手がいれば、それが運命の出会いだ。」


この映画のラストシーン、胸が締め付けられるようにそれが集約されているのです。
フラッシュバックする記憶、残像。
想い出は色褪せる事なくアルバムに閉じられていく。


「…それで思い出す小話がある。精神医に男が、“弟は自分がメンドリだと思い込んでます”。医師は“入院させなさい”。男は“でも卵は欲しいのでね”。
 男と女の関係もこの話と似てます。およそ非理性的で不合理な事ばかり。それでもつき合うのは卵が欲しいからでしょう。」


2015年7月7日火曜日

すぐる会(2015.06.28) コンセプトとか

先日の日曜日はすぐる会でした。
この日は梅雨にも関わらずものすごく天気が良く、絶好のボドゲ日和となりました(?)

ここは熊本市大江公民館。
市立図書館のすぐそばにあり、とても綺麗なところでした。

 

12:00からスタートだったので今回はプチすぐる会。
いつものようにプレイできるはずもない量を持ってくるのはもうお約束ですw
 
今回の持ち込みゲーム。
メインのゲームは「マルコポーロの足あと」、「コンセプト」、「悪魔の針」。
先日ゲームフィールド店長のなしかさん宅にお伺いして購入したものです。
この日は3~4人で60~90分で出来るゲーム中心に持ち込みました。


ぺんに「マルコポーロの足あと」をインストしていたところに勝家とたかし、なっぱが到着したので、まずはコンセプトを。
この日は2回目の参加になるなっぱが参加してくれました!
ボードゲームに興味を持ってくれる人が増えて、私は本当に嬉しく思います。


コンセプト

出題者がお題カードを引きそのお題にまつわるイメージを連想させ、その他のプレイヤーが回答者となりそのお題を当てるゲーム。
単純だけど面白いんです。

すぐる会のメンバーでやるのは初めてでしたが、この日のMVPは以下の通り。

・主なイメージ…タイトル
・準ずるもの…映画

私「シュレック!」
勝家「デビルマン!」

なぜかいつもこの流れになるのですw
こういうゲーム外のところに面白さが生まれるところもボードゲームの良さ。
結局シュレックやデビルマンはこの日お題として出ることはありませんでしたがw


みんなでプレイするとまた違った感覚ですごく面白かったです。
インストも簡単だし、大勢で楽しめるので重宝しそう。
これは買ってよかったなー
この日はメインのゲーム以外は殆んどコンセプトをやってましたw


リサイクル

つぐのりも来て6人になった為、6人までプレイできる「リサイクル」を。
久しぶりにプレイしたゲームです。

5色ある廃棄物カードをできるだけ処理できるように手札を減らしていくゲームです。
ラウンドにはコンテナカードと呼ばれるカード(1~5の数字が書かれています)が1枚公開されます。
これは獲得した際、書かれている数字が終了時にプラス点になります。

コンテナカードは廃棄物カードの色と対応していて、プレイヤーは場に公開されているコンテナカードと同じ色の廃棄物カードを手札から公開して「ベット」します。
つまり競りを行うのですね。
続く後続のプレイヤーはより多くの枚数のカードを公開する事ができます。
これはソフトパスありの競りで、一人のプレイヤーを覗いてパスが連続したときに競りは終了になります。
より多くの廃棄物カードを出したプレイヤーがコンテナカードを獲得し、更に出した廃棄物カードをすべて処理できるのですが、この時公開していた他のプレイヤーは自分の出していたカードを引きとらなければなりません。
これはもちろんマイナス点です(1枚につき-1点)。
そしてもちのろん、ゲーム終了時に残った手札についても1枚につき-1点ですw

つまり手札は処理したい、でも纏まった数がないと競り負けた際のリスクは大きい。
じゃあどうしろってんだ、この手札で勝ちにいけってのか!ってな社会に渦巻く理不尽さを体現したようなゲームなのですw
 

このゲーム、1周目はみんな様子見なのです。
誰かがいけるかなと思って出した2枚や3枚の廃棄物カードをしめしめと眺めながらより多くのカードをベットするやらしいプレイ。
それが上手いのはつぐくんですw
終始そんなプレイでみんなのヒンシュクを買っていましたw
そうやってゲームの中でじりじりと戦うのが楽しい時間に変わるのがボドゲの良さ。
強めのインタラクションはあまり好みではありません。。

 
常に稼働してたコンセプト。
これはつぐとへるが参加してのプレイ。
短時間で終わる上にインストも短く、楽しい時間を過ごせるので本当に買ってよかったと思ってます。

ここでつぐとへるは所用にて帰宅。
私含め5人になったので、先日購入した「マルコポーロの足あと」をインストする事に。


マルコポーロの足あと

ヴェネツィアから北京までを旅しながら契約を達成したり交易所を建設したりして名声点を得ていくゲームです。
このゲームの骨子となるシステムは、ダイスをワーカーとして扱うワーカープレイスメント。
「トロワ」や「ボラボラ」でお馴染みのあれです。
「トロワ」は個人的にものすごく好きなゲームなので、「ダイスプレイスメント」と聞くだけで財布の紐が緩んでしまう愚か者なのです…。

ダイスの目が重要になるのはもちろんですが、コストを払う事でダイス目を変えたり振りなおしたりできるのはこの手のゲームの常。
契約に絡んでくるのが3つの商品(金、香辛料、絹)、そしてラクダです。
陸路によってはラクダが必要だったり、そして上記のダイス目の変更にはラクダが必要になります。
このあたりの世界観とのマッチングが素晴らしい。
都市に交易所を建設するとその都市にランダムで配置されているアクションが使えるようになったりと、移動も大事なのです。
また、他人が行ったアクションもお金を払う事で使用する事ができるので詰むことはないのも◎。



そしてこのゲームの大きな点が、全く能力の異なるキャラクターを選ぶ点。
「テラミスティカ」のように種族と思ってもらうといいです。

たとえば今回は、
ぺん…ダイスを振らなくていい。好きな目で配置できる
たかし…ダイスが常に+1。そして毎ターン契約タイルを引く。
勝家…「マーケット」のアクションで他のプレイヤーが得た商品/ラクダを自分も1つ受け取る
なっぱ…他のプレイヤーが行ったアクションを無料で行える

といった、ゲームがぶっ壊れそうな能力をそれぞれ持っているのですw
なっぱはまだ2回目で慣れない点も多かったかもしれませんが、インストをしっかり聞いてくれた事もあり上手にプレイをしていたようです。
重たいゲームだった事もあり、みんな終わったあと「疲れたー」という言葉が聞こえてくる程w
慣れないゲームはそうなるかもしれませんね。
ただ繰り返し遊び得る良いゲームだと感じました!
私も近いうちにプレイしたいな。


ブルゴーニュ
 
 4人が「マルコポーロの足あと」をプレイしている間、途中で参加してくれたとしきと。
ダイスを振ってアクションを選択する(私ホイホイのシステムです!)ゲーム。
シュテファン・フェルドの作品です。
以前ぺんとよくプレイしていたゲームですが、弟と1回だけした3人プレイ以外は2人で回すことが多かったゲームでもあります。
 
個人ボードがあり、中央に建つお城から領地を広げていきながら勝利点を高めるゲームです。
ダイスを振って行えるアクションは4つのうち1つ。
1ラウンドには2つダイスを振り、5フェイズ×5ラウンドなので25×2の計50アクションでゲームが終わります。
基本的には「中央の共通ボードからタイルを獲得」、「個人ボードに配置」の2アクションが主。
タイルにはフェルドらしく様々な種類があって、即時の効果をもたらす都市タイルや商品を運んでくる船タイル、勝利点を得る動物タイルやゲーム中効果が続くタイルまであります。
これらのエリアを早く完成させれば高得点が得られますが妙に偏ってしまうジレンマも。

私は都市に重点を置き、2フェイズ目でエリアを完成させ得点を伸ばしました。
対するとしきは船タイルで番手を早め、欲しいタイルを先に得る作戦。
黄色のタイルで色々と有利に働く銀チップを多く得ていました。

結果的には私が僅差で勝ちましたが、1度ルールを覚えてしまえばサクサクとプレイできるのでとしきも気に入ってくれたようでした。
これは近日中に4人でプレイしてみたいものです!


悪魔の針

6時も回りお腹も空いていたのでパンを買いに出かけ、帰ってきたときには何やら様子がおかしく。
どうやら、何らかの原因で停電をしていて復旧に時間がかかるのだとか。
いいですよーと待っていましたが、複雑なためかかなり時間がかかる様子でした。
館内の補助電力で薄明かりの中、先日も紹介した「悪魔の針」をプレイすることに。
ただ、補助電力はやはりしばらくしたら切れるようで、1時間後には真っ暗になっていましたw
こんな状況でもiphoneの明かりで楽しんでくれたみんなに感謝です。

今回はぺん、勝家、としき、たかし、なっぱの5人プレイ。
一通りインストしたあとにプレイしましたが、なっぱがiphoneの明かりの中ニコニコしてトリテを楽しんでいました。
どうやらこの子、トリテ好きと見た…!

変態トリテと見られることもあるかもしれませんが、楽しんでプレイしてくれました。
手札を見て得点カードをプロットしますが、本気で考え込んでおくのは少し違うような気もします。
どちらかと言えばある程度のところで適当に置き、そこに合わせながらスート整理したりトリックに負けたりするのが楽しいのではないかと。
ラウンド後半になってくると「…あれ、これやばいw」って感じで、自分が事故ってしまうのがわかって吹き出るような笑いが起こったりするのがまた妙に楽しいのです。
トリックテイキングはこういうところも好きなところだったりします。

このセッションは勝家とぺんが同点首位。
しかもフルで得点(3,6,9!)
あまり感情を表に出さないなっぱがとても楽しそうだったのが印象的でした。


という感じでブザーがなったり「ガス漏れ?」といった職員さんの声を背にしてこの日はお開きにw
「大変申し訳ございませんでした」と何回も謝られておられましたが、仕方のないことですものねえ。
次回も張りきって利用したいと思います!


次回は先日7月4日土曜日のすぐる会のレポートになります。